レターパックで荷物を送りたいけれど、どこで買えるのか、そして具体的な出し方はどうすればよいのか、迷ったことはありませんか。特に、レターパックをコンビニで購入したり、ポストから発送したりできるのかは気になるところです。また、レターパックプラスとレターパックライトの違いや、セブンイレブンの取扱店の情報も知っておきたいポイントでしょう。
この記事では、レターパックはどこで出すのが早いのか、速達とどちらが早いのか、さらには荷物がおよそ何日で届きますか?といった、多くの人が抱える疑問に詳しくお答えします。フリマアプリの発送からビジネス書類の送付まで、様々なシーンで役立つ知識を網羅的に解説していきます。
記事のポイント
- レターパックの基本的な種類と出し方
- 郵便局・ポスト・コンビニなど発送場所ごとの特徴
- 急いでいる時にどこで出すのが最も早いか
- レターパックを発送する際の具体的な注意点
レターパックはどこで出す?基本の種類と出し方
レターパックはどこで買える?
レターパックを利用するための第一歩は、専用封筒の購入です。購入場所は複数あり、それぞれのライフスタイルや目的に合わせて選ぶことができます。主な購入先は、「郵便局の窓口」「一部のコンビニエンスストア」「郵便局のネットショップ」の3つです。
最も確実なのは、やはり郵便局の窓口です。営業時間内であれば1枚からでも確実に購入でき、在庫切れの心配もほとんどありません。また、内容物について相談したり、発送方法について質問したりできるため、初めて利用する方や不安な点がある方にとっては最も安心できる選択肢と言えるでしょう。
次に便利なのがコンビニエンスストアです。24時間営業の店舗が多いため、日中忙しい方でも時間を気にせず購入できるのが大きなメリットです。ただし、すべてのコンビニで取り扱っているわけではない点には注意が必要です。日本郵便の公式サイトでも案内されている通り、取り扱いは店舗ごとの判断となります。(参照:日本郵便株式会社「コンビニエンスストアなど郵便切手類販売所」)ローソン、ミニストップ、セイコーマートなどでは多くの店舗で扱っていますが、セブン-イレブンやファミリーマートは取り扱いがない店舗も少なくありません。訪問前に電話で在庫を確認するのが確実です。
そして、法人や個人事業主の方、定期的にレターパックを利用する方には郵便局のネットショップ「切手・はがきストア」が非常に便利です。20枚単位でのまとめ買いとなり、請求書払いやクレジットカード決済に対応しています。さらに、オプションで宛名や差出人を印字してくれるサービスもあるため、発送作業の大幅な効率化が図れます。
購入場所 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
郵便局の窓口 | 1枚から確実に購入可能、相談もできる | 営業時間が限られる | 初めて利用する人、1枚だけ欲しい人 |
コンビニエンスストア | 時間を気にせず購入できる可能性がある | 取扱店舗が限られ、在庫がない場合もある | 急いでいる人、深夜・早朝に欲しい人 |
郵便局のネットショップ | まとめ買い、宛名印字が可能、決済方法が豊富 | 20枚単位での販売、届くまでに時間がかかる | 頻繁に利用する法人や個人事業主 |
頻繁に利用するなら、金券ショップをチェックするのも一つの手です。定価よりも数十円安く販売されていることがあり、大量に購入する場合はコスト削減につながります。ただし、在庫は常に変動するため、見つけたらラッキー 정도로考えておくと良いでしょう。
厚さ制限なしのレターパックプラス
レターパックには2種類ありますが、より幅広い用途で使えるのが赤い封筒の「レターパックプラス」です。料金は全国一律520円。最大の魅力は、A4ファイルサイズ・重さ4kg以内という条件を満たせば、荷物の厚さに一切制限がないことです。
この「厚さ制限なし」というメリットは、さまざまなシーンで活かされます。例えば、厚みのあるハードカバーの書籍を複数冊送ったり、冬物のセーターやパーカーを送ったりすることも可能です。フリマアプリで販売した雑貨や化粧品のセットなど、かさばりがちな品物の発送にも最適です。封筒の側面を折ってマチを作り、箱のように立体的にして梱包することも公式に認められています。
もう一つの重要な特徴が、配達方法です。レターパックプラスは、配達員が受取人に直接手渡し、受領印または署名をもらう「対面配達」を採用しています。これにより、「確かに受け取った」という記録が残るため、重要な契約書類や請求書といった信書の送付にも安心して利用できます。万が一、受取人が不在だった場合は不在配達通知書が投函され、受取人の都合の良い日時に再配達を依頼する流れとなります。
レターパックプラスの強み
- 料金:全国一律520円
- サイズ:A4ファイルサイズ(340mm×248mm)
- 重さ:4kg以内
- 厚さ:制限なし(封筒に収まればOK)
- 配達方法:対面手渡し(受領印または署名が必要で安心)
- 集荷サービス:無料で利用可能(電話1本で自宅まで取りに来てもらえる)
フリマアプリの出品者さんにも人気ですよね。厚さを気にせず梱包できる手軽さと、購入者さんへの手渡しによる安心感が両立しているのが支持される理由です。
厚さ3cmまでのレターパックライト
もう一つの選択肢が、青い封筒の「レターパックライト」です。料金は全国一律370円と、レターパックプラスに比べて150円安く設定されており、コストを抑えたい場合に適しています。
サイズ(A4ファイル)と重さ(4kg以内)の規定はプラスと同じですが、厚さが厳密に3cm以内と定められている点が大きな違いです。この3cmという厚さには、封筒自体の厚みも含まれるため、内容物は実質3cmより薄い必要があります。発送前には、定規や厚さ測定スケールなどを使って、確実に3cm以内に収まっているかを確認することが不可欠です。
配達方法は、受取人の郵便受け(ポスト)へ直接投函されます。対面での受け渡しが不要なため、受取人が日中留守にしがちな場合でも、在宅時間を気にすることなく荷物を受け取れる手軽さがメリットです。ただし、郵便受けが小さい、あるいは他の郵便物でいっぱいで投函できない場合は、不在配達通知書が入れられ、郵便局に持ち戻りとなる点は覚えておく必要があります。
厚さ3cmの壁!送る前に最終チェックを
厚さ3cmの制限は絶対です。もしポスト投函時に3cmを超えていると判断された場合、荷物は差出人に返送されてしまいます。返送されると、当然ながら配達日数は余計にかかりますし、再度発送する手間も生じます。梱包材のかさばりなども考慮し、少し余裕を持たせた状態で梱包しましょう。
主な用途としては、クリアファイルに入れた書類、雑誌、Tシャツ、アクセサリー、スマートフォンケースといった薄い品物の発送に向いています。
簡単4ステップ!レターパックの出し方
レターパックの発送方法は、切手不要で非常にシンプルです。初めての方でも迷うことなく、以下の4つのステップで簡単に行えます。
ステップ1:レターパックを購入する
まずは、送りたい荷物の厚さや重要度に合わせて、レターパックプラス(赤)またはレターパックライト(青)の専用封筒を、郵便局やコンビニなどで購入します。
ステップ2:荷物を封筒に入れる
送りたい品物を封筒に入れます。この際、配送中の衝撃や水濡れから中身を守るための工夫が大切です。壊れやすいものは送れませんが、書類であればクリアファイルに入れる、衣類や雑貨であればビニール袋に入れるといった一手間で、より安全に届けられます。ライトの場合は、この時点で厚さが3cmを超えていないか、最終確認をしましょう。
ステップ3:宛名などを記入する
封筒表面の指定された欄に、お届け先とご依頼主(自分)の情報を正確に記入します。特に重要なのが「品名」欄です。ここが空欄だったり、「雑貨」のような曖昧な記載だったりすると、航空輸送が許可されず、陸送・船便に切り替えられてしまい、到着が大幅に遅れる原因となります。「書籍」「衣類(Tシャツ)」「化粧品(マニキュアを除く)」のように、内容物を具体的に記載してください。
最重要!「ご依頼主様保管用シール」を剥がして保管
宛名記入後、発送作業に移る前に、絶対に「ご依頼主様保管用シール」を剥がして、ご自身で大切に保管してください。このシールに記載された12桁の番号が、荷物を追跡するための唯一の手がかりです。これを剥がし忘れて投函してしまうと、万が一の配送トラブルの際に荷物の状況を一切確認できなくなります。財布や手帳など、なくさない場所に保管しましょう。
ステップ4:封をして発送する
荷物を入れ、宛名も書き終えたら、封筒のシールでしっかりと封をします。これで発送準備は完了です。あとは、郵便局の窓口に持ち込むか、街中の郵便ポストに投函します。
レターパックはポスト投函できる?
レターパックは、郵便ポストに投函するだけで発送できる手軽さが魅力ですが、どちらの種類でも無条件に投函できるわけではありません。
まず、レターパックライト(青)については、厚さ3cm以内という規定があるため、基本的にどの郵便ポストにも問題なく投函が可能です。ポストの投函口は通常3〜4cm程度の幅があるため、スムーズに入れることができます。
一方、注意が必要なのがレターパックプラス(赤)です。こちらは厚さ制限がないため、梱包後の厚さがポストの投函口の幅を超えてしまうケースが多々あります。前述の通り、投函口の幅は一般的に3〜4cm程度です。そのため、厚さが3cmを超えるレターパックプラスは、ポストに投函できないと考えた方が安全です。
「少し押し込めば入りそう」と感じても、無理に投函するのは絶対にやめましょう。中で引っかかって他の郵便物の投函を妨げたり、無理に引き抜かれる際に封筒が破損して中身が出てしまったりするリスクがあります。また、雨の日に投函口付近で引っかかると、雨水が染み込んでしまう可能性も高まります。
ポストに入らない!そんな時のスマートな対処法
- 郵便局の窓口へ:これが最も確実で安全な方法です。厚さを一切気にすることなく、局員の方に直接手渡せば、確実に発送処理をしてもらえます。
- 集荷サービスを利用する(プラスのみ):レターパックプラス限定の便利なサービスです。郵便局に電話するか、Webで申し込むだけで、指定した場所(自宅やオフィスなど)まで無料で集荷に来てくれます。重い荷物や複数発送する場合に特に便利です。
状況別!レターパックはどこで出すのが最適か
レターパックはコンビニで発送できる?
「コンビニでレターパックは出せる?」という疑問は非常に多く聞かれます。結論としては、「コンビニのレジカウンターでの発送手続きはできず、コンビニ内外の郵便ポストへの投函という形でのみ可能」となります。
ゆうパックや他の宅配便サービスのように、店員さんがバーコードを読み取って荷物を預かる、といった受付サービスはレターパックには対応していません。この点を混同しないように注意が必要です。
つまり、コンビニから発送する唯一の方法は、店内に設置されている郵便ポスト、または店舗のすぐ近くにある郵便ポストに自分で投函することです。特に、ローソンやミニストップには店内に郵便ポストが設置されている店舗が多く、これらの店舗であれば「レターパックを購入 → 宛名を記入 → そのまま店内のポストに投函」という一連の流れがワンストップで完結するため、非常に効率的です。
コンビニから発送する際の重要ポイント
- レジでの引き受けは一切不可:店員さんに「お願いします」と手渡しても、預かってもらえません。
- あくまで「ポスト投函」:自分で郵便ポストを見つけて投函する必要があります。
- 厚さ制限に注意:ポストの投函口(約3〜4cm)に入らない厚いレターパックプラスは、コンビニから発送することはできません。その場合は郵便局へ持ち込みましょう。
レターパックのセブンイレブン取扱店
国内で最も店舗数の多いセブン-イレブンでレターパックが手軽に買えれば便利ですが、残念ながらセブン-イレブンでのレターパックの取り扱いは、ごく一部の店舗に限られています。
これは、セブン-イレブンでは切手やはがき、収入印紙などの販売を、各店舗のオーナーの判断に委ねていることが多いためです。地域の需要などに応じて取り扱いを決めているため、「セブン-イレブンならどこでも買える」というわけではないのが現状です。
一方で、ローソン、ミニストップ、セイコーマートといったコンビニチェーンでは、比較的多くの店舗でレターパックプラスとライトの両方を取り扱っています。特にローソンは、前述の通り店内に郵便ポストを設置している「ローソンポスト」の展開を進めているため、購入から発送までを考えても利便性が高いと言えます。
「急いでレターパックが欲しい!」という時は、セブン-イレブンを探し回るよりも、最初からローソンやミニストップを探す方が効率的かもしれませんね。確実性を求めるなら、やはり訪問前に店舗へ電話一本入れてみるのがベストです。
レターパックはどこで出すのが早い?
「この荷物、とにかく早く届けたい!」というシチュエーションは誰にでもあります。レターパックを最もスピーディーに相手に届けるためには、どこで、どのように出すのが正解なのでしょうか。
結論から言うと、最も早い方法は「地域の集配業務を行っている大規模な郵便局(通称:本局)の窓口に、できるだけ早い時間帯に直接持ち込む」ことです。
地域の郵便物を集め、方面別に仕分けして送り出す拠点となっている郵便局では、郵便物を載せたトラック便が1日に何便も出発します。窓口で直接差し出すことで、ポストからの集荷を待つ時間を完全にスキップし、最も早い便に乗せられる可能性が高まります。特に、深夜や早朝でも受付している「ゆうゆう窓口」がある郵便局なら、さらに柔軟な対応が可能です。
ポストに投函する場合は、ポストの側面に記載されている「集荷時刻」が全てを決めます。例えば「10:00 / 14:00 / 17:00」と記載があれば、その時間に郵便局員が集めに来るという意味です。もし17:01に投函した場合、その荷物が集荷されるのは翌日の10:00となり、配達が丸一日遅れてしまいます。駅前やビジネス街のポストは集荷回数が多い傾向にあるため、そうしたポストを狙うのも一つの手です。
最速で届けるための行動指針
- ベストな選択:地域の大きな郵便局(本局)の窓口、できれば「ゆうゆう窓口」に持ち込む。
- ベターな選択:街中のポストの最終集荷時刻を確認し、その時間より前に投函する。
レターパックと速達はどちらが早い?
速さを追求する際、伝統的な「速達」サービスとレターパック、どちらを選ぶべきか悩むかもしれません。
驚かれるかもしれませんが、配達スピードにおいては、レターパックと速達にほとんど差はありません。日本郵便の公式な位置づけでも、レターパックは「速達に準ずる速さ」のサービスとされており、郵便物の中でも常に優先的に処理されるルートで配送されます。
両者とも土曜日・日曜日・祝日を含めて毎日配達が行われます。この点も、普通郵便(土日祝は配達休止)との大きな違いです。遠隔地へ送る際は、航空機を利用したスピーディーな輸送が行われる点も共通しています。
したがって、A4サイズ・4kg以内の規格に収まる荷物であれば、コストパフォーマンスの観点からレターパックが圧倒的におすすめです。例えば、定形外郵便物(250g)を速達で送ると、基本運賃250円+速達料金260円=合計510円かかりますが、レターパックライトなら370円で済みます。それでいて配達速度はほぼ同じで、さらにレターパックには無料の追跡サービスまで付いてきます。
サービス | 料金 | 配達速度 | 追跡サービス | 土日祝配達 |
---|---|---|---|---|
レターパックライト | 370円 | 速い | あり | あり |
定形外郵便+速達 | 510円 | 速い | なし | あり |
レターパックは何日で届きますか?
レターパックが相手に届くまでのおおよその日数は、差し出した日の「翌日」から「翌々日」が目安となります。速達に準ずる扱いのため、国内の郵便サービスの中ではトップクラスの速さを誇ります。
具体的な日数を知るためには、日本郵便の公式サイトで提供されている「お届け日数を調べる」サービスの利用が最も確実です。差出元の郵便番号と宛先の郵便番号を入力するだけで、「午前中に差し出した場合」「午後に差し出した場合」のそれぞれで、標準的なお届け予定日が表示されます。
例えば、東京都内から大阪市内へ送る場合、午前中に差し出せば翌日の午後には配達されるのが一般的です。一方で、東京から沖縄や北海道へ送る場合は、翌々日の配達が目安となります。もちろん、これらはあくまで目安であり、台風や大雪といった天候不順や、年末年始などの交通集中により、遅延が発生する可能性は常にあります。
発送が完了したら、「ご依頼主様保管用シール」に記載された12桁のお問い合わせ番号(追跡番号)を使って、荷物の配送状況をリアルタイムで確認しましょう。日本郵便の追跡サービスのページで番号を入力すれば、「引受」「中継」「到着」「お届け済み」といったステータスが詳しく表示されます。これなら、送った側も受け取る側も安心ですね。
悩んだら解決!レターパックはどこで出す?
この記事では、レターパックをどこで出すかという基本的な疑問から、購入方法、種類ごとの違い、早く届けるコツまで、幅広く解説してきました。最後に、重要なポイントをリスト形式で振り返りましょう。
- レターパックは用途で選べる「プラス」と「ライト」の2種類
- レターパックプラスは全国一律520円で厚さ制限がなく対面手渡し
- レターパックライトは全国一律370円で厚さ3cm以内・ポスト投函
- 購入場所は郵便局、一部コンビニ、郵便局のネットショップが主
- セブン-イレブンでの取り扱いは一部店舗のみなので要注意
- 出し方は「購入→梱包→宛名書き→発送」の4ステップで簡単
- 発送前に必ず「ご依頼主様保管用シール」を剥がして保管する
- 基本的な発送場所は郵便局の窓口、または街中の郵便ポスト
- 厚さ3cm超のレターパックプラスはポスト投函できない可能性が高い
- コンビニのレジカウンターで直接発送手続きはできない
- コンビニから出す場合は、店内外に設置された郵便ポストを利用する
- 最も早く届けたいなら、地域の大きな郵便局の窓口へ直接持ち込むのがベスト
- 配達スピードは速達とほぼ同等で、コストパフォーマンスに優れる
- お届け日数の目安は翌日~翌々日で、土日祝も毎日配達される
- 正確な配達状況は、追跡番号を使ってオンラインでいつでも確認できる